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ハタチになりました。旅行記。l became 20 and started keeping a travel journal.

The 4th day in Sa..wait, It's been 4 days? / 居心地良すぎて日にち感覚が狂う

Today's to do
︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎︎☑︎go to CuChi
□visit an agency


今日はちょっともやもやした1日。


💭💭💭

サイゴン市内からクチトンネルまでのバスの移動時間は、トータルで2時間。

朝タカハシさんとプノンペンでの再会を約した後、ホテルを出てバスターミナルまでの道を歩く。すると丁度走行中の13番バスを発見。ぶんぶん手を振ってジェスチャーで乗ることを伝えると止まってくれた。
クチのバスターミナル着後、79番バスに乗り換える。

このバスの中で前に座っていた観光客の女性2人がしゃべくり倒し甲高い声でハアハア笑ってるのを聞きながら、だんだんとナーバスになってくる。


なんでそんなに意気揚々とこのバスに乗れるんだろう...戦争史跡に向かうバスの中で。神経質になりすぎなのかな。
電車や図書館や夜遅いドミトリーでうるさく騒いでいる人がいても私は比較的どうでもいいやと放っておけるタイプだ。でも、こういうことに限ってはかなり気にかけてしまう。だってこれはルールやマナーで片付けられる問題ではないからだ。人間として最も大事な部分だからだ。クチのような、こういった類の史跡は決して行楽地化されてはならない場所なのに。


バスの中で楽しそうにはしゃぐ女性達の後ろで、不快感を抑えながらそして多少バスに酔いながら、12時頃クチトンネルに到着。


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そして私は絶句してしまった。
なぜならEntertainment & Recreation と題し、シューティング体験や射撃戦シュミレーション体験がクチトンネルエリア内で開催されていたから。
確かに射撃は立派なスポーツのひとつだしそれ自体を否定するわけではない。でもどうしてわざわざこの場所で、その音を響かせる必要があるんだ?

そうかわかった私の認識が間違っていたんだ。ここは戦争史跡なんかではない。アミューズメントパークだったんだ。半世紀前にここで繰り広げられていた命の強奪戦はきれいさっぱり終わったんだ、さあみんなで爽やかにシューティングしよう、つまりはそういうコンセプトなわけだ。

そうとわかったら気楽なものだ。私は絶対にそんな割り切り方はしたくないのでチケット代90,000ドンをドブに捨ててサイゴン市内へ帰った。
なんてことはせず、決めつける前にちゃんとトンネルの見学してきました。ハイ、これが大人になるってことなんでしょ




トンネルのあるエリアに入ると、係員の人に「前の集団についていって」とやたら急かされる。展示物は自分のペースで見たかったけど仕方なし。

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いよいよトンネル内に入る。このために小汚い格好してきたんや。
トンネルの中は狭く空気がこもっていて、ずっとしゃがんで歩かなければならない。1分にも満たない時間いるだけでも苦しくなってきた。
トンネルから出て外の空気を吸った途端ほっとする


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ガイドさん「ここから先は2つの道があって、右は3m、左は30m。どちらを選ぶかはお前次第や。」

50m走を思い出し、いけるだろうと判断して30mの道を選ぶ。これが意外と長い。しかも道は平坦ではなく、アップダウンが激しい。地面には、多くの兵士と観光客によって削られた靴の跡があった。前にも後ろにも人がいて袋小路状態だとさらに空気が籠る。汗だくになって戦争時のことを想像し、90,000ドンドブに捨てなくて良かったと思った。



行きと同じバスにゆるゆるゆられ、市内に戻ったのは18時過ぎ。移動時間が思っていた以上に長くてしんどかった。特に13番のバスは冷房が全く効いていなかった。

よるごはん

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サイゴンにいるバックパッカーの大半は、2つに分けることが出来る。プノンペンにこれから行く人と、プノンペンからやってきた人。プノンペンは最高だと言う人もいれば、まじで危ない最悪と評する人もいて興味を引かれる。
でもプノンペンに向かうということはベトナムを離れるということだ。なんとなく、それで足踏みしたい気持ちになる。だってもしカンボジアに入ったら、もうそれでベトナムに来ることは一生ないかもしれない。そう考えるとあともう少しここにいたい。そのあと少しあと少しが長引いて、長期滞在パッカーが爆誕してしまうのか。2週間この国にいて、愛着が芽生えている。一番私の後髪を引いているのは、はっきり言おう、おいしいベトナム料理だ。




【Today's spending】
バス10,000×2+6,000×2
クチトンネル90,000
よるごはん35,000
水おかし40,000