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ハタチになりました。旅行記。l became 20 and started keeping a travel journal.

The last day in Nepal

☑︎laundry
︎︎︎︎︎︎☑︎check into hostel



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今日も朝5時に起きる。カーテンをあける。全てを悟って2度寝した。

9時に起きて、宿をチェックアウトする準備。昨日から喉がいがいがするのと鼻水がすごい。

いざ、ドゥリケルからパナウティへ。ヒマラヤはついに拝めなかったけど、おいしいものといっぱい出会えたしのんびりできたな。


バスターミナルで例のごとくそれらしき人にきくと「バネパまで行かないとパナウティ行きはないよ!」とのこと。バネパとはドゥリケルとパナウティの分岐点にある町。

バネパまで行きたいんだけど徒歩でどのくらいかかるかな?とカトマンズ行きのバスのアシスタントボーイに声をかけると、何やら運転手に相談しに行き戻ってくるなり「ええよ!バネパでおろしちゃるから乗りな!」と言ってくれた。やった〜この適当ぶり、もとい柔軟っぷり!ネパールのバスはすごいな〜〜


バネパで一度乗り換え、パナウティ行きのバスに乗る。

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またしてもぎゅうぎゅう。座る席がないので立ちながら荷物置きにつかまる。右隣のおじさんがスペースあるのにめちゃくちゃ密着してきて(むり…)ってなってたら、左隣のお姉さんがその人をしばいて「ちょっと!そっち空いてんじゃないの離れなさいよ!きついわよ!」というようなことをたぶんネパール語で言ってくれた。

ありがとうのつもりでにこっとするとお姉さんもにこっと返してくれた。頼もしい。


30分もせずパナウティ着。アシスタントボーイはきちんとお釣りを返してくれた。
ドゥリケル→バネパ 10ルピー
バネパ→パナウティ 15ルピー

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バスを降りた瞬間思わず 臭…!!汚…!!と声に出してしまった。
バスターミナル周辺、何故か汚物の臭いが漂っていた。そして特筆すべきは砂埃がすさまじい。

空気が悪くてまともに息ができない。急いでリュックから最終兵器・マスクを取り出し、装着。カトマンズでも温存してたのに、まさかこんな辺境でこいつを使うことになるとは。

歩いてると服も髪もスマホも砂だらけになる。

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しかしパナウティ、のどかだ。小さな町なので地形把握も容易にできる。

2つの川が町の軸。ガチョウがものすごい数いる。


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ネパールのおかあさんたちが洗濯している様子がほほえましい。ずっと見ていられる。

なお川の水はとてもきれいとは言えない。


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一家のアニバーサリーに遭遇。
ヒンドゥーの儀式なのだろうか、おそらく米から作られたのであろう白いものを、手でまるめて黒いゴマのようなものをふりかける。その上に聖水と黄色い花をぽい。作れるだけ作ってならべ、その上に紐やら葉っぱやらお金やら黄色い粉やらとにかくいろいろなものをぶっかけていく。
最後まで見てたけど謎だった。


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町の子供たち。
「ナンカクジュ!ナンカクジュ!」と連呼しながら手を限界までぱーに開いて差し出してくる。

🐻「なますてー!」
👧「ナンカクジュッ」きゃっきゃ
🐻「……💡ひょっとしてそれ なんかくれ じゃない?」
👧「なんかくじゅ!」きゃっきゃ
🐻 (たはーーっっかわいいっ)「なんかくれだよ〜」
👧「なんかくれー!」「1ルピー!1ルピー!」きゃっきゃ

無理やりカバンこじ開けようとしてくるから面白すぎたけど死守した。可愛い顔して相当ないたずらっ子達である。私は英語と日本語で話しかけて2人はネパール語で返すという、お互い全然伝わらないけどなぜか楽しいやつ。やっぱり子供はコミュニケーションの天才。


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歩いているとこんな建物をみつける
2階がごはんやさん。
普通に店内にハトいる。
おひるごはんはここで食べることに。

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トゥクパとチャー。辛くないの初めて食べた。
味付けは東アジアと似てて、しょっぱくてパクチーが効いてた。おいしい。



ひとしきりまちあるきも満足して再びバスターミナルへ。カトマンズ行きのバスはどこに行っても簡単に見つかる。

パナウティ→カトマンズ 60ルピー

約1時間半揺られ、帰ってきましたカトマンズ

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もうこれで最後だね。


タメルの複雑な道も、何もみなくてもなんとなーく歩いてれば目的地周辺にたどり着けるようになった。最初の頃はGoogleマップとにらめっこしてたのにね。


今日泊まる宿にチェックインし、夕ごはんをたべにすぐ近くのカフェへ。
そのカフェで出会った中国人3人とネパール人1人の集団に声をかけられ食事をご一緒することに。
このあとみんなで飲もうよと言われ、気が乗らず断ったものの向こうも案外しぶとく誘ってくるのでokした。

中年の金持ちっぽい男性2人と若く美人な女性1人、中国語ぺらぺらのネパール人男性という謎の組み合わせであった。

バーに向かう途中の道でも女性はショッピングに夢中。中年男性のうちの1人が「うぉーまえいーふー(おれが服買ってやるねん)」と言いながら札束出しててぎょっとした。
こ、こんな露骨なシュガーダディーみたことない…

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しかしまあこの女性が恐ろしい美人さんなのだ。納得である。明るくばかっぽく振舞っているものの、それが自分に求められている唯一のことだときちんとわきまえているのだ。自らの美貌と引き換えにやりたい放題欲しいものを手に入れる、そのしたたかさには脱帽である。


私が彼等の集団の中で唯一好意をもてたのはネパール人の男性であった。8ヶ国語を操り、その中には日本語も。英語と日本語と中国語を交えて会話する彼はものすごく計算高く、必要なときに喋り、無用なときには口をつぐんで苦笑するだけという、その小賢しいかんじが嫌いではなかった。

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バーで食事をしながらお話をしたが、中年男性のうちのひとりが熱心に口説いてくる。勘弁してくれと思いながらネパール人男性に目で助けを訴えるも例のはにかみを返される。クソっ グルだこいつら…

🧛‍♂️「明日帰っちゃうの?なんで?」
🐻「飛行機のチケットもう買っちゃったので…」
🧛‍♂️「おれが新しく買ってやるから〜明日から3日くらい一緒にいようよ」
🐻「いやVISAが明日できれちゃうのでむりです」
🧛‍♂️「VISAのばしてあげるよ!」
🐻「むりです。おすし食べたいので明日帰ります。」

帰りホテルまで付いてきたがなんとかふりきった。金持ちはこれだから嫌いだ。



酔ってドミトリーに帰ったら韓国人の医学生と中国人の2人組が同室で、もう何が何だか、なんかいろいろ喋ったんだけど覚えてない。中国人と喋ってると、やっぱ自分中国人だなーって思う瞬間があってむず痒くなる。

この旅で何人もの中国人と出会ったが、彼らが私に残したものといえばまさしく“ 同族意識 ”であった。中国パスポートの悲運を語り合う時の我々の連帯感には、それはもうすごいものがある。時期も時期だったろう。新型コロナウイルスによって苦境に立たされた旅を愛する中国人たちは、意外にも謙虚で、ひたむきで、明るく振る舞いながらただだだ耐えていた。そういう彼らの姿が印象的な旅だった。


なんだかなあ。余計混乱しちゃった。終わらないね。
終わらないから収束し次第絶対リベンジします。



【today's spending】
room charge for 2 nights 3500
room charge for 1 night 325
branch 190
Bus 10+15+60
a bottle of water 40
orange 30

Dhulikhel, Day 2/ヒマラヤを待ちわびるドゥリケル滞在

︎︎︎︎︎︎☑︎laundry



朝5時に起きて窓の外を確認すると、ヒマラヤ山脈は霧(なのか雲なのか汚れた空気なのか)に覆われて見えなかった。
それを確認し即2度寝。

7時にも目覚ましをかけ逐一チェックしたが、やはり見えない。諦めて3度寝。


次に目が覚めたのは10時頃。洗面所で洗濯をし、まずは腹ごしらえ。近くにしっかりしたお店があったので入ってみる。

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ラムのダルバートを頼むと、女の子が“30分かかります”とかかれたメモをわざわざもってきてくれた。
ネパールのごはんやさんで料理を永遠待たされるのには慣れていたので、全然大丈夫です!とまつ。その間にWiFiのパスワードを持ってきてくれたりお水をもってきてくれたり大変気にかけてくれる。

お料理がきたのはそれから1時間後。お客さんが来るかどうかわからないから、全メニューの下準備なんてできてないんだよね。わかる。私以外に誰もいなかったもの。


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お米大量だったけど絶品だった。1時間の労働に支払われる対価が350ルピー(≒350円)って、料金設定バグってる。本当に良いの?とこちらが心配になる価格。


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ご飯食べたあとにお口直しにつまむお砂糖とフェンネルというやつ。フェンネルは不味いけどネパール人はみんなこれを大量に口に入れてる。正気か。


宿に戻る頃には1時になっていたので、パナウティは明日に持ち越すか…と断念。
明日チェックアウト後にバスで向かうことにし
た。


そして開き直って昼寝。
うとうとしながら、ああ本来であれば今日この日にはインドにいたのになあ、という苦い想いに駆られる。

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ぽかぽか洗濯


17時に起きてオレンジを買いに行く。
みっつで70ルピー🍊🍊🍊
最初はいっこで120ルピーとか言うから思わず日本語で「ううっめんどくさい〜〜っ」って叫んでしまった。すぐ落としてくれたからよかった

そのオレンジをもって昨日の焚き火ガールたちに会いに行く。いなかったらお店の誰かに預けようと思っていたが、今日もみんな揃ってばっちりいた。しかも昨日より大人数で焚火にあたっていた。
もうこれ以上座るスペースはないだろうというかんじだったので、渡すだけ渡してばいばいをして夜ごはんをたべにいく。


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サンセット。


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バレーボールしてた


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よるごはん
とても早かった。お昼に1時間まったので感覚がおかしくなってるのだろうか、光の速さで出してきてくれた。しかも安い、195ルピー。


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ごはんのあとのティータイム
壁に見覚えのある風景が描かれていて思わず撮った。昨日行ったお寺と、その周りの古い街並みだ。
本当はラッシーを飲みたかったんだけどラッシーありませんと言われて。なんだかどこへ行ってもラッシーがない。


この数日ドゥリケルで過ごして、なんだか癒されたな。人とおしゃべりする元気が徐々に戻ってきた気がする。誰かとおしゃべりしたいかも、と思えてきてる。

誰かとというより、今私がいちばんおしゃべりしたいのは6日前ポカラで別れたカルドだ。西の町でメディテーションしてくると言って去っていったが、今どこで何をしてるのだろうか。ネパールのあとマレーシアに行くからまいも一緒に行こうよと冗談で言っていたが、それから私はマレーシアに関する動画をYouTubeで見て、かなり興味が湧いてきている。今まで惹かれるところがなかった国だけど、マレーシアも行ってみたいな。

興味は尽きない。まだ行ったことのない場所がたくさんあるって幸せだ。


結局どこへいっても自分を納得させられるのは自分でしかなくて、自分以外の世界に頼っていたら永遠に終わらない。いったい何が終わらないのかというと私もなんだかよくわからない。でも終わってないじゃない、私たちたぶん。なんか終わってないじゃない。
終わったなーって思うのって、どの時点なんだろうね。目標を設定してそれを達成した時、おわった!という気持ちになるけど、それはただの終わりの疑似体験で、実のところまだまだ終わってなくて、途方もない。
本当の本当に心からおわった!と納得できる自分になれたとき、それが最後の終わりになるんだろうか。そのときにはじめて本当の老いが訪れるのかな。わからない。


明日がヒマラヤ眺望最後のチャンス。この旅は終わるのだろうか。見られますように。



【today's spending】
branch 350
dinner 195
orange 70
late 200

Dhulikhel, Day 1/ネパールの温かさについて。火、チャー、シャワー

︎︎︎︎︎︎☑︎check out the hostel
︎︎︎︎︎︎☑︎found hotel
︎︎︎︎︎︎☑︎laundry


昨日パナウティ周辺を調べていて、そこから8キロほど離れたドゥリケルというところで宿をとったほうが良さそうだなと思った。
ドゥリケルのほうが宿が多くあるし、何よりドゥリケルからパナウティまでは徒歩でもいけそうなのだ。

ということで、行先はドゥリケルに決定。ネパール最後の町になりそうだ。


バスターミナルに行って、全く英語表記のないバス群を眺めながらそれっぽい人に「ドゥリケルドゥリケル」とだけ言うと、あれだよ!と指さして教えてくれる。全くよくできたシステムだ。こんなに無秩序なバス運用はネパールが初めてだ。アシスタントボーイが叫ぶ行先のみ聞いてみんなバスに乗り込んでいくのである。それでもうまく機能してるのだから不思議。


バスに乗ってみると自分でも驚くほどほっとした。

やっと、やっとこの街から離れられる……!!

カトマンズでの滞在がいかにストレスフルだったかがわかる。
ほとんどもう呪縛みたいだった。暗くて狭くてうるさくて空気が悪くて人の多い街。

カトマンズを離れるバスに乗って私の心は徐々に晴れやかになってきた。いったいなぜあの街に戻って私は3泊もしてしまったのか。パタンは拍子抜けする場所だったし夜はシャッターだらけだった。とにかくもう煩わしい思いをしなくてすむ。



ドゥリケル行きのバスの中

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ぎゅうぎゆうづめ。

本日もアシスタントボーイの仕事ぶりが気持ち良い。

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運転手とアシスタントボーイ。


1時間ほど乗っただろうか、ドゥリケル着。空気がましだ…!

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とりあえず今日から泊まるホテルを探そう。良さげな建物をしらみつぶしにみていく。

途中すっころんで車道の真ん中で膝を擦りむいたのだけど、車がこなくてよかった〜運が良い~

途中で見た景色

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4軒ほどまわったが、どこもなんとなくイマイチ。まず前提として受付の人が私のへっぽこ英語以下のへっぽこだったりするとかなり不安になる。
部屋を見せてもらってもまあ清潔感がない。やはり日本で生まれ育ったので、清潔感の許容範囲は狭めなのかもしれない。
温かいシャワーが出るか水を出して確認しても、「5分たてば温かくなるよ」とホントなのかどうかわからないことをいう。
ネパールの田舎町にあまり期待してはいけないのかも。


と、諦めかけた矢先。こんな建物をみつける。

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これは期待できるのでは…?

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お部屋をみせてもらう。建物と同じく青を基調とした家具調度で、眺望が最高。うっっっすらと、ヒマラヤ山脈の上辺がみえる。

受付のお兄さんはシャイなほほえみを返してくれるし、英語もきちんとセンテンスで返答をくれる。シャワーも問題なく、お部屋の清潔感も合格。決めた。

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🐻「泊まります。1泊いくら?」
👨‍🌾「2000ルピー」
🐻「2000かあ。わかった、2泊するから1600でどうでしょう」
👨‍🌾「………」
🐻「☺️」
👨‍🌾「1800なら」
🐻「そこを…!もうひとこえ!」
👨‍🌾「……1700なら」

そこでおしまいにした。もうちょっと粘れば行けそうだった気もする。
4000ルピーのところを3400ルピーで泊まれることになったのでうれしい。


それにしてもドゥリケル、やはり田舎町だ。ランドリーサービスを探しても全く見つからない。タメルには山ほどあったのに。

仕方が無いので道端のなんでもやさんで洗剤を買う。

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でか…?思ってたやつと違った。小分けにされたやつ想像してたけどおじいちゃんにこれ出されて「お、おお…」ってなった。買ったけど☺️


お部屋に戻って手洗い洗濯。テラスの日向で干す。自分の手で自分の着たものを洗うのって、すごく自然でよいなあ。

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日向ぼっこ


夕方、夜ごはんをさがしにまちあるき

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とても古い建物が密集した街区に入り込む。子供たちと犬がいっぱい。ネパールは、若者や子供たちがたくさんいて明るい。


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よるごはん。女の子たちがいっぱいたむろっているお店で。明日パナウティに歩いて行こうとおもってるのと話したら、そこにいる全員に「むりむりむり!2時間かかるからバスでいきなよ!」と大反対される。ふむ…。

小腹を満たしつつ、宿に帰る途中でラーメンの看板を発見。これは…日本の味が恋しい今、入らない訳にはいけない…。

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まあきっとインスタントラーメンみたいなのが出てくるんだろうと予測しつつ、いざ実食。想像以上においしかった。インスタントラーメンは確実に超えている。あっさりしていてどこかほっとする味。日本でも充分店を出せるのでは??
作ってくれた女性にきいてみると、旦那さんが7年間日本に住んでいたことがあるそうだ。なるほど、本格派なだけある。


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お昼通った道から、また同じ景色を見る


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寒そうに道を歩いていたら、見かねた女の子たちが焚き火に誘ってくれた。みんな私とおなじ1999年生まれ。
あたたかいチャーを出してくれて、お金を払おうとすると「いいの!だめよ!!わたしたちともだちでしょ!」と笑ってくれた。ともだち、はネパール語でサーティ。ネパールの女の子たちは本当にみんなフレンドリーで、やさしくて、気遣いが細やかだ。どれだけ心が温まることか。

1人の女の子はそこに住んでいると言っていたので、明日お礼をしにいくつもりだ。


宿に戻って、約1週間ぶりのホットシャワーに意外な感動を覚える。お湯を浴びるってだけのことがこんなに素晴らしかったとは。温かいって幸せだ〜〜




【today's spending】
room charge for 3 nights 935
bus 55
bread 30
branch 90
soap 40
dinner 100+380

in total 54,962円

Kathmandu, Day 7/ダルバートとの死闘の結果

☑︎exchange money
︎︎︎︎︎︎☑︎post office



今日は郵便局に行って日本に手紙を出す以外に主な用事がない。

昨日パタンに行ってみて、「あ、こんなもんねえ…」という感が否めなかったので、バクタプル行きも中止に。むやみに外を歩きたくない。休みたい。


郵便局で用が済んだあとは宿に直帰。
途中おひるごはん

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ビリヤニとバフのセクア。米の量が多いんじゃ。連日の暴食とダルバートの大量飯攻撃により胃もたれがひどい。

なぜか強迫観念のように「最低1日2食は絶対に食べなければ」という思いがあるので、がんばってるけどそろそろ内臓が悲鳴をあげている。

ビリヤニのお米を少し残してしまって完敗。おいしかったのに。

ごはん残しちゃうの地味に精神にくるなあ。お店の人への申し訳なさともったいなさで。



宿に帰って日向ぼっこしながらお絵描きする。

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描いていたらキッチンお手伝いをしているネパール人の男の子がやってきて、「上手だねえ」と言ってくれた。ここで働いてるのかと思っていたが、単に泊まっていて人手が足りないから手伝っているのだという。社会学を勉強している大学生だった。高校生くらいかと思ってたからびっくりした。



少し寝て夜ごはんを食べに外に出る。正直ごはんを食べられるような体調ではないのだが、例の強迫観念に襲われて出かける。


昨日と同じケバブ屋さんで昨日と全く同じものを食べた。お米以外のものを食べたくて…

お店のお姉さんに突然「あなた病気なの?」と言われ、えっなんで?と聞き返す。「だって今日すごく食べるのが遅かったから」と。そういうことか…よく見てるなあ。


今のドミトリールーム、居心地が最悪なのである。数日前台湾の女性のことを書いたが、今考えてみればどちらを選んだとしてもだめだった。

宿の設備に関しては全く問題ない。夜少し肌寒いくらいだ。ただ人があかん。
9人部屋ともなるとけっこうな人数が集まるのだが、治安が最悪である。特にスリランカ人のトゥペンがヤバい奴だ。女の子が入ってくるなり近づいて行ってコンタクトをとろうとする。そしてそれ以外は始終スリランカ語で電話をしている。うるさい。朝から夜までドミの部屋でずっと電話してる。うるさすぎる。スリランカ語嫌いになりそう。一度それを注意した人がいたのだが、改善なし。人間関係がギスギスしすぎ。



○夜考えたこと

わたしは、人々の生活の中に入りこみ、また出ていくのが好きなのです。一定の場所で一定の人間たちと生活するのに、退屈を覚えるのです。
私たちはどんな世界にでも自由に入っていくことができ、自由に出てくることが出来る。出てこられることが保証されれば、どんなに苦痛に満ちた世界でもあらゆることが面白く感じられる。私自身は何者でもないが、何者にでもなれる。それは素晴らしく楽しいことだった。



明日やっとカトマンズを離れられる。パナウティという田舎町へ向かう予定だ。
ブッキングドットコムやアゴダで調べてもパナウティ近郊のホテルがなかなか見つからなかったので、現地に行って直接探そうと思う。




︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
letter 50
branch 500
dinner 400
¥10,000→10,160ルピー
service fee 180

in total 53,388円

Kathmandu, Day 6/ネパール人は実は金にがめつい

︎︎︎︎︎︎☑︎laundry
︎︎︎︎︎︎☑︎buy a plane ticket︎︎︎︎
︎︎︎︎︎︎☑︎Patan


あさごはん

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宿のレストランで。


今日は古都・パタンへ向かう。
朝バスターミナルまで歩いていると首に違和感が。触ってみると、謎の発疹が大量発生してる。痒いとかはないけど原因不明。多分ずっと首からぶら下げてるパスポート入れのせいかもなあ と思って外しておいた。

さておき。
バスターミナルでパタン行きのバスどれですか〜ときいてまわると、英語わかる人がどこからともなく現れて教えてくれる。

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黄色い歩道橋近くの道路にとまってるミニバンの運転主に、片っ端から「パタン?」ときいていく。頷いてくれた乗り合いバスに乗車。

カトマンズのバスはおもしろくて、ひとつのバスに運転手と必ずもう1人ガイドのような男性がついている。私は密かに彼らのことをアシスタントボーイと呼んでいる。少年だったり青年だったり中年だったりで年齢は様々なのだが、皆共通して男性である。
バスストップにつく頃にバスのドアを開け「○○行きだよ○○だよーー!!」とネパール語で威勢よく叫び、自らはバスから降りて乗客を乗せ、もう乗る人はいないとわかるとバスの側面をガンガン叩いて運転手にGoサインを出す。彼らの仕事ぶりはなかなか軽快で見ていて楽しい。乗客から運賃を徴収するのもこのアシスタントボーイである。彼らによって叩かれまくったせいで、大抵のバスの車体はベコベコになっている。

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パタンには30分くらいで到着。どこで降りるかわからなかったけど「パタン?」ってずっと言ってたからアシスタントボーイの少年がさりげなくウインクして教えてくれた。15ルピー渡したら彼は黙って受け取った。


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ネパールで機能してる信号機初めて見た。感動。
しかしパタンの町もタメルと同じくうるさい・空気悪い・人多いの三拍子揃っててとてもリラックスなどできない。

ダルバール広場へいくと、すぐさまスタッフがやってきて「チケットもってる?」ときかれる。ないですと答えるとチケットカウンターへ連行され、観光客はそこで1000ルピー催促される。

タメルのダルバート広場も1000ルピー、パシュパティナートの火葬場も1000ルピー。どういうことなんだネパール?日本の寺院でさえラーメン1杯分の拝観料しかとらないんだよ?料金設定バグってない?500~800ルピーにしておいたほうがいいんじゃない?

という主張をぐっとのみこんでその場を立ち去った。さすがに1000円は…出せない…

そのまま帰るのも癪だったのでおひるごはんをたべる

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ダルバート。「ご飯少なめで」と頼んでこれである。もうこれは食事ではなく戦いなのである。
このダルバートを前に、まるで取ってつけたように添えられたスプーンがいかにも私を試しているように見えて、えいやと手で食べる。右手真っ黄色になった。


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甘いどろどろプリンみたいなのも食べた。これで60ルピーはぼってると思ったけど聞くのもめんどくさくて素直に払った。


帰りのバスではアシスタントボーイに20ルピー渡したらお釣りを貰えなかった。15ルピーじゃないの??あれ??
でももう確認するのも面倒くさくて何も言わなかった。


夕方ランドリーサービスを受け取りにいくと、今朝預けたときには200ルピーと言っていたはずが500ルピー札を渡しても200ルピーしかお釣りを返してくれない。よく見ると手書きのレシートには300の文字が。(しかもその3も殴り書きすぎて、よくみないとほとんど2に近い3なのである)

🐻「ちょ…お釣り足りないです」
🧔「え?なにが?」
🐻「今朝は200ルピーって言ってましたよね」
🧔「いやレシートみてよ。300って書いてあるよ」
🐻「いやいや、今朝預けたときあなたが最初に400ルピーって言って、じゃあ他のところ探すわって私が出ようとしたら200ルピーにまけてくれたじゃないですか」
🧔「おれは300っていったよ」
🐻「(は……???ブチギレ)」

しかしtrekkingをdrinkingと聞き間違えるほどのへっぽこリスニング力をもつ私のことである。300を200と聞き間違えた可能性もないとはいえない。レシートの数字をきちんと確認しなかった私にもミスがあった。しょうがないのでおれる。…………いや300と200は聞き間違えないだろ…

ま いっか🤗

心がささくれだったので、こういうとき発散する方法はただひとつ。
たべてたべてたべて散財するのみ。

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ほかにも写真とってないけどいろいろ。ネパール料理じゃないものをたくさん。おなかいっぱいになった。

昨日の、無限おかわり一口大会な謎の立ち食いおつまみも食べたのだけど、終わったあと「100ルピー」と言われて(昨日は30ルピーだったんだぞ…?ふざけるなよ…?)と内心思いながらやはり呆れて大人しく100ルピー札渡した。


すっかり暗くなって宿までの道を歩いていると、偶然にも同じ宿のスリランカ人トゥペンと会う。一緒に宿まで帰ることに。
すると道中
🧔「きみもうぼくのガールフレンドだよね」
と突然いわれ、
🐻(え…………????)
となる。え????

🧔「ちがうの?^^」
🐻「ちがうでしょ…」
🧔「まあ選ぶのはきみだけどさ^^」
🐻 唖然


ちょっともうよくわからない…。よくわからないぞ。

宿の屋上で彼と話していたら中国人の青年と欧米人の中年男性がやってきて、中国人の彼はおそ松さんのカラ松を現実にしたらまんまこれというような奴で見ててイライラしてきた。インテリな喋り方がムカつく…。

ぼられにぼられまくった1日だった。
カトマンズに戻ってきてこのほこりまみれの空気を吸ってたら心が… 心が荒んでくる…。


︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
breakfast 200
lunch 120
sweet 60
bus 15+20
laundry 200
dinner 300
letter 50
a bottle of water 20
a cup of tea 30
cafe 210
なぞのおつまみ 100

in total 52,250円

Kathmandu, Day 5/再び、カトマンズとポカラのギャップ

︎︎︎︎︎︎☑︎check in to hostel
︎︎︎︎

旅先での交流いろはまとめ

①対現地民
・リスペクトする
・真似する(特に食事の仕方と祈り方)
・こんにちは、おいしい、ありがとうは現地語で
・感情をシェアする

②対旅人
・相手ごとに距離感を常につかむ
・恐れない、舐めてかかる
・気になる奴に出会ったら逃さない
・情報をシェアする

③共通して
・目が合ったらほほえむ
・明るく応じる
・知ろうとする



朝5:00に目が覚めてチェックアウトの準備をする。カトマンズ行きのバスは7:30発なので、6:30ホテルを出れば余裕で間に合うなとこれまた見誤る。
実際にはかなりギリギリでtourist bus parkについた。つくなりおじさんに「どこいくの?チケットみせて、あ、このバスだよ」ともう既に走り出してるバスを指さされ、(なんで〜まだ20分じゃん30分なってないじゃん〜😭)と混乱しながらあれよあれよと乗車。焦った。

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何はともあれさよならポカラ。たくさんの出会いをありがとう。


サービスエリアでおひるごはん

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一皿にいくらでも盛り放題。まちでたべるごはんより癖がなくて万人向けの味付け。おいしいおいしい。



15時前、カトマンズ着。

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ただいまタメル。相変わらずだな。うるさいし汚いし狭いし息しづらいな。ポカラとは正反対。



これから2泊する宿
いいかんじ

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同じタイミングでドミに入った台湾人の女性が話しかけてきて、「この部屋男の人がいっぱいいるから怖いわ。一緒にツインルームにいかない?12ドルを2人でシェアしようよ」と誘われた。
ドミトリールームは9人部屋で1泊3ドル。倍かあ…としばらく逡巡。

その女性がかなりつよめの人で、同室のスリランカ人の男の子も混ざって3人で話していても、人が喋っている途中で躊躇なく自分の意見をかぶせてくる。今は別の人の話を最後までききたいのにな…^^; となったり。母国語でそれやられるのも苦手なのに、英語でとなったらもう。終始、もうやめてーー落ち着かせてーー最後まで喋らせてあげてーー😭 ってかんじだった。申し訳ないがツインルームのお誘いはそれで断ってしまった。居心地だいじ。

なんかもう人と話すの疲れちゃうモードになってきた。あんまり自分からいく気力がおきない。疲れてるなあきっと。


夜、だいすきなアサンチョーク周辺をよるごはんがてらまちあるき。タメルはお店が閉まるのも早い。19:30でもうシャッターだらけ。

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オレンジを買う

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これなんかみんな立ち食いしてた
無制限おかわり大会で、1個を一口で食べたら何も言わなくても次また1個出てくる。いつ終わるの!?と思ってひたすら食べてたら「はいおしまい〜30ルピーよ」と言われて終わった。おもしろすぎる。

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謎の脂っこいお肉


満腹感が足りなかったので宿に併設されてるレストランでトゥクパをたべる。

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すごくおいしいんだけど何かが足りないんだよなあ。味噌と醤油だなあ。

先述したスリランカ人の男の子・トゥペンがやってきたので、彼がタバコを吸いながらごはんを待っている間少しおしゃべりする。
やっぱり彼も、さっきの台湾人の女性のやり方にはちょっと疑問を抱いてたみたい。私より2歳年上の学生で、経済を勉強してるんだって。
まーるい満月をみて「きみの顔みたいだね」と言うので「なんていじわるなんだきみは!!」と返しつつ自覚あり。確かに…


明日はパタンに行きたいな。
日本へ帰る航空券も、そろそろ諦めてとらなければ。あーーーこらしめられたなあ、今回は、ほんとうに。望んだとおりの、これまた予想外の結末です。それがおもしろいんだよね。



︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
branch 400
oranges 50
なぞのスナックおつまみ 30
なぞの肉おつまみ 30
dinner 200

in total 50,972円

Pokhara, Day 4/地獄のような天国のような夢のような雨の日

☑︎laundry
︎︎︎︎︎︎☑︎︎︎︎︎︎Sarancoot


今日はすごくすごくいい日だったから長いけど全部読んでください。

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とりあえず昨夜の話から。テラスでAmazonプライム見てたら中国人の男性がやってきてお話した。やっぱりどこに行っても中国人多いな〜

彼が「きみ、ぼくの従兄弟に顔がそっくり…」と言うので「住んではいないけどハルビンあたりがホームタウンなのよ」と答えたらまさかの彼の故郷もハルビンだった。だからか〜!と2人で納得。
2人で話していると私と同じドミに今日来た男性がやってきて、彼がインド人と知り、我々インド行きたい勢は大はしゃぎする。
👨‍🦱「インド人の英語ってユニークだよね、ビッグバンセオリーっていうドラマがあってさあ…」
🐻「え!!!しってる!!ビッグバンセオリー大好き!!」
👨‍🦱「ほんと!?あれ面白いよね」
🐻「インド人のラージでしょ?アクセントすごい面白いよね 聞き取れない😂」(なお我々の英語も人のこと言えんほどユニークである。東アジア人は自分を棚に上げるのが大得意なのである。)

そのインドの男性は今日ポカラに到着したとのことで、ラージほどの訛りはなかったので2人で安堵した。


中国人の男の子のイングリッシュネームはシェルドン。もちろんビッグバンセオリーのキャラクターからとった名前だ。いかす。私もイングリッシュネームMaryじゃなくてPennyにしようかな🤔

旅先で出会う中国人、フレンドリーでいい人ばかりである。中国でみる中国人と大分印象が違う。



今朝起きて(えっ 天気悪…?)と思っていると雷の音と同時にスコールが。直ぐにやんで晴れたのでおひるごはんを食べにいく。

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またここで。
私がこのごはんやさんを好きな理由は、現地の人々の生活を真近で見られるから。洗濯したりお庭を整えているのを、ごはんを食べながら眺められる。よい場所。


曇ってはいるものの、昨日決めたのでサランコットの丘にのぼる。レイクサイドから歩いて2時間くらいと聞いていたので、まあ余裕でしょ〜と歩き始める。

分岐点は大きくふたつ

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分岐点①
右に進むべし。ここで近くに住むネパール人に聞いたら「あと6キロ先だよ」と返ってきた。6キロか、すぐだな〜と楽々考えていた。このときまでは。


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こんな道

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すすんですすんで

ネパール人を見つけるたびに「ここサランコットへの道であってますか?」と聞いて確認。ネパール人は老若男女英語が喋れるのでとても安心。


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途中で(あっ これ歩いてくるもんじゃなかったな…)と悟る。地獄のような長い道程。しかしもう後戻りはできない。前進あるのみ。


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分岐点②
右に進むべし。
ここがね、すごいのよ。すごい景色。切り立った道で足がすくんだ。

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一転して天国かよ。こんな景色をみながら、ひとりって、いちばん手頃な贅沢だな。なんてかんがえる。
私以外に徒歩でサランコットを登っている人はいなかったのでひとりじめ。

迷いながら、人に道を教えてもらいながらひたすらのぼる。


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中通りがかった車にご好意で乗せてもらい、ついに登頂。所要時間、それでもなんと3時間半。体力ないからこうなる。


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本日は曇り。
晴れていればここから8000m峰の山脈が見えるはず。

ここでやすんでいたら、フレンドリーなかわいい姉妹たちと出会う。日本の歌を歌ってよ!と言われたので、うろおぼえで百恵ちゃんのいい日旅立ちを熱唱。拍手喝采をうける。ありがとうはネパール語で、たんねばーと、と教えてもらった。たんねばーと。

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「わたしはあたながすきです!」と日本語で言われてこれをもらった。かわいすぎる。

そんな姉妹たちも帰っていき頂上でぼーっとしていると、突然雨がふってきた。雷もごろごろ。雲が晴れて絶景が見られるのを密かに期待していたのだけど、そろそろ戻らなきゃ〜帰りはタクシー拾うかな〜なんて思って帰り支度。


すると雨宿り中に知り合ったネパール人の男女に「一緒にチャーを飲もうよ。雨が降ってるから今行く必要ないでしょ」と声をかけてもらい、ご一緒することに。いろいろお話した。男性の名前がディポットさん、女性はとっても難しい発音で、スーチトラさん。

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「こんな寒いなか1人で行かせられないよ。」とチャーをおごってくれた。「It's on us because you are guest.」と。その好意に今度こそ泣いてしまう。ネパール人が優しすぎて私の気持ちもどんどんオープンになっていく。
「I help you because you are nice」と言ってくれて、カンボジアシェムリアップで出会ったサガの教えてくれた、「people are nice when you are nice」という言葉を思い出した。その通りだったよサガ、私やっとそれになれたよ。つまりI can be nice when people are nice ってことでもあるんだ、相乗効果ってすごいよ。


そしてその2人が「一緒に帰ろう」とタクシーを手配しようとしてくれた、
が、しかし。そのとき既に17:00。タクシーはみつからず、バイクをチャーターして3人乗りして帰ることに。私はこういうハプニングが大好物である。
雨にぬれながら風をうけながらバイクの後部座席でみるサンセットは最高だった。ディポットさんが気をつかってゆっくり運転し、スーチトラさんが後ろで歌を口ずさみ、私はただただ2人の間に挟まれて胸がいっぱいになって呆ける、そういう夢みたいな時間だった。

バイクの3人乗りは警察に止められるからと、途中でタクシーを拾ってもらい私だけそれに乗せられて宿にもどった。あまりに申し訳がなく、教えてもらったスーチトラさんのメールアドレスにすぐさまメッセージを送る。ふたりはあの雨の中無事帰れたのだろうか。また改めてお礼ができるといいい。



私はゲストとしての恩恵を受けすぎている。旅人ってそういう立場にしかなれないのだ。いや、だとしても私は甘えすぎてる。
彼らの優しさを見習いたい。日本でなら私はゲストでなくなれる。おもてなしする側に早くならなきゃ


…っていう、最高の雨の日でした。



︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
tea 30
laundry 200
branch 300
a bottle of water 40
admission fee 60
taxi 400
room charge for 4 night 1220

in total 50,289円