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ハタチになりました。旅行記。l became 20 and started keeping a travel journal.

The last day in Nepal

☑︎laundry
︎︎︎︎︎︎☑︎check into hostel



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今日も朝5時に起きる。カーテンをあける。全てを悟って2度寝した。

9時に起きて、宿をチェックアウトする準備。昨日から喉がいがいがするのと鼻水がすごい。

いざ、ドゥリケルからパナウティへ。ヒマラヤはついに拝めなかったけど、おいしいものといっぱい出会えたしのんびりできたな。


バスターミナルで例のごとくそれらしき人にきくと「バネパまで行かないとパナウティ行きはないよ!」とのこと。バネパとはドゥリケルとパナウティの分岐点にある町。

バネパまで行きたいんだけど徒歩でどのくらいかかるかな?とカトマンズ行きのバスのアシスタントボーイに声をかけると、何やら運転手に相談しに行き戻ってくるなり「ええよ!バネパでおろしちゃるから乗りな!」と言ってくれた。やった〜この適当ぶり、もとい柔軟っぷり!ネパールのバスはすごいな〜〜


バネパで一度乗り換え、パナウティ行きのバスに乗る。

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またしてもぎゅうぎゅう。座る席がないので立ちながら荷物置きにつかまる。右隣のおじさんがスペースあるのにめちゃくちゃ密着してきて(むり…)ってなってたら、左隣のお姉さんがその人をしばいて「ちょっと!そっち空いてんじゃないの離れなさいよ!きついわよ!」というようなことをたぶんネパール語で言ってくれた。

ありがとうのつもりでにこっとするとお姉さんもにこっと返してくれた。頼もしい。


30分もせずパナウティ着。アシスタントボーイはきちんとお釣りを返してくれた。
ドゥリケル→バネパ 10ルピー
バネパ→パナウティ 15ルピー

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バスを降りた瞬間思わず 臭…!!汚…!!と声に出してしまった。
バスターミナル周辺、何故か汚物の臭いが漂っていた。そして特筆すべきは砂埃がすさまじい。

空気が悪くてまともに息ができない。急いでリュックから最終兵器・マスクを取り出し、装着。カトマンズでも温存してたのに、まさかこんな辺境でこいつを使うことになるとは。

歩いてると服も髪もスマホも砂だらけになる。

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しかしパナウティ、のどかだ。小さな町なので地形把握も容易にできる。

2つの川が町の軸。ガチョウがものすごい数いる。


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ネパールのおかあさんたちが洗濯している様子がほほえましい。ずっと見ていられる。

なお川の水はとてもきれいとは言えない。


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一家のアニバーサリーに遭遇。
ヒンドゥーの儀式なのだろうか、おそらく米から作られたのであろう白いものを、手でまるめて黒いゴマのようなものをふりかける。その上に聖水と黄色い花をぽい。作れるだけ作ってならべ、その上に紐やら葉っぱやらお金やら黄色い粉やらとにかくいろいろなものをぶっかけていく。
最後まで見てたけど謎だった。


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町の子供たち。
「ナンカクジュ!ナンカクジュ!」と連呼しながら手を限界までぱーに開いて差し出してくる。

🐻「なますてー!」
👧「ナンカクジュッ」きゃっきゃ
🐻「……💡ひょっとしてそれ なんかくれ じゃない?」
👧「なんかくじゅ!」きゃっきゃ
🐻 (たはーーっっかわいいっ)「なんかくれだよ〜」
👧「なんかくれー!」「1ルピー!1ルピー!」きゃっきゃ

無理やりカバンこじ開けようとしてくるから面白すぎたけど死守した。可愛い顔して相当ないたずらっ子達である。私は英語と日本語で話しかけて2人はネパール語で返すという、お互い全然伝わらないけどなぜか楽しいやつ。やっぱり子供はコミュニケーションの天才。


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歩いているとこんな建物をみつける
2階がごはんやさん。
普通に店内にハトいる。
おひるごはんはここで食べることに。

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トゥクパとチャー。辛くないの初めて食べた。
味付けは東アジアと似てて、しょっぱくてパクチーが効いてた。おいしい。



ひとしきりまちあるきも満足して再びバスターミナルへ。カトマンズ行きのバスはどこに行っても簡単に見つかる。

パナウティ→カトマンズ 60ルピー

約1時間半揺られ、帰ってきましたカトマンズ

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もうこれで最後だね。


タメルの複雑な道も、何もみなくてもなんとなーく歩いてれば目的地周辺にたどり着けるようになった。最初の頃はGoogleマップとにらめっこしてたのにね。


今日泊まる宿にチェックインし、夕ごはんをたべにすぐ近くのカフェへ。
そのカフェで出会った中国人3人とネパール人1人の集団に声をかけられ食事をご一緒することに。
このあとみんなで飲もうよと言われ、気が乗らず断ったものの向こうも案外しぶとく誘ってくるのでokした。

中年の金持ちっぽい男性2人と若く美人な女性1人、中国語ぺらぺらのネパール人男性という謎の組み合わせであった。

バーに向かう途中の道でも女性はショッピングに夢中。中年男性のうちの1人が「うぉーまえいーふー(おれが服買ってやるねん)」と言いながら札束出しててぎょっとした。
こ、こんな露骨なシュガーダディーみたことない…

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しかしまあこの女性が恐ろしい美人さんなのだ。納得である。明るくばかっぽく振舞っているものの、それが自分に求められている唯一のことだときちんとわきまえているのだ。自らの美貌と引き換えにやりたい放題欲しいものを手に入れる、そのしたたかさには脱帽である。


私が彼等の集団の中で唯一好意をもてたのはネパール人の男性であった。8ヶ国語を操り、その中には日本語も。英語と日本語と中国語を交えて会話する彼はものすごく計算高く、必要なときに喋り、無用なときには口をつぐんで苦笑するだけという、その小賢しいかんじが嫌いではなかった。

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バーで食事をしながらお話をしたが、中年男性のうちのひとりが熱心に口説いてくる。勘弁してくれと思いながらネパール人男性に目で助けを訴えるも例のはにかみを返される。クソっ グルだこいつら…

🧛‍♂️「明日帰っちゃうの?なんで?」
🐻「飛行機のチケットもう買っちゃったので…」
🧛‍♂️「おれが新しく買ってやるから〜明日から3日くらい一緒にいようよ」
🐻「いやVISAが明日できれちゃうのでむりです」
🧛‍♂️「VISAのばしてあげるよ!」
🐻「むりです。おすし食べたいので明日帰ります。」

帰りホテルまで付いてきたがなんとかふりきった。金持ちはこれだから嫌いだ。



酔ってドミトリーに帰ったら韓国人の医学生と中国人の2人組が同室で、もう何が何だか、なんかいろいろ喋ったんだけど覚えてない。中国人と喋ってると、やっぱ自分中国人だなーって思う瞬間があってむず痒くなる。

この旅で何人もの中国人と出会ったが、彼らが私に残したものといえばまさしく“ 同族意識 ”であった。中国パスポートの悲運を語り合う時の我々の連帯感には、それはもうすごいものがある。時期も時期だったろう。新型コロナウイルスによって苦境に立たされた旅を愛する中国人たちは、意外にも謙虚で、ひたむきで、明るく振る舞いながらただだだ耐えていた。そういう彼らの姿が印象的な旅だった。


なんだかなあ。余計混乱しちゃった。終わらないね。
終わらないから収束し次第絶対リベンジします。



【today's spending】
room charge for 2 nights 3500
room charge for 1 night 325
branch 190
Bus 10+15+60
a bottle of water 40
orange 30