Pokhara, Day 3/沈没の町で別れの後遺症を引きずる
☑︎︎︎︎︎︎a ticket to Kathmandu
朝起きて二日酔いに悩まされるかと思ったらそうでもなかった。
11時、カルドの出発を見届けてから宿のテラスでぼーっとする。
今までは自分が去る側で、去られる側の立場になったことがなかったので割と衝撃だった。こんなに寂しくなるのか。
カルド、昔飼ってたチワワに顔が似てたなあ。もう会えないんだな。旅が一期一会すぎて最近の私はちょっと困惑してる。出会いと別れのスパンが早すぎない?仲良くなればなるほど、その早さが大打撃になる。
おひるごはんを食べにちょろっと外に出る
昨日あさごはん食べたのと同じところで。
今まででダントツの量を誇るダルバートが出てきた。さすがの私もこれには太刀打ちできず、最後の最後でお米を少し残してしまった。
いっぬめめあいてないかわいい
陽気なネパール人達が集まってきて謎のボードゲームをはじめる。いやみんな仕事は?
サイコロをふりながら「ちゃっか!ちゃっか!」と叫んでいて意味はわからないけど楽しそうだった。
ふくれたお腹を抱えて宿に戻ると、掃除のおばさまがカルドのベッドをきれいにしていた。新しいシーツの白さがあまりに他人行儀で、それが唐突に彼の不在を告げていてなんかめちゃくちゃ寂しくなってしまった。長い昼寝をした。
夕方まで寝ていたところ、ドミに新しく知らない男性が入ってきて今日から泊まる予定だと知る。なんとなく日本人ぽい。無愛想なところが。あとできいてみるとやっぱり日本人だった。ちょうどカルドがいたベッドにその男性が入ってくれたので、ちょっとほっとした。彼の不在を埋めてくれて少し寂しさが紛れた。
よるごはんは辛くないものがたべたくてチョウミン
ネパール料理、何を頼んでもとんでもない量ででてくるしかつ安いのでうれしい。
お気づきであろうか、本日私が食べて寝る以外のことをしていないのを。
ポカラ、私の知る限りではシェムリアップと1,2を争う沈没の町である。
旅行者をどっぷり浸からせる。あたたかくて空気も綺麗でごはんも宿も格安でのんびりしてて、あ〜動きたくないな〜なんて気持ちになってしまう。
あぶない。あぶない町だ。
急いでこの町を離れるためのバスチケットをツアーオフィスで予約した。値段交渉して600ルピー。
でもまあ、今日は別れの後遺症を引きずってただけだ。ここ最近左足の膝がちょっと痛んでたのも、休んだおかげでよくなったはず。
明日こそはサランコットの丘へのぼる。
︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
branch 250
a bus ticket 600
a bottle of water 25
dinner 120
in total 48,173円
Pokhara, Day 2/ハッピーバースデーインネパール
︎︎︎︎︎︎
昨夜酔いに酔って更新できなかったぶん
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☑︎︎︎︎︎︎︎laundry
□︎︎︎︎︎︎日本山妙法寺
︎︎︎︎︎︎☑︎Barahi temple
今朝スリランカ大使館からメールの返信がきて、現在中国人にアライバルビザは発行していませんとのことだった。はい、おとなしく日本帰ります。
カルド様
同室には日本人のおじさまとウルグアイ人のカルドがいる。カルドは本当の名前はブリガルドというのだけどRが発音できないからカルドって呼ばせて!!とお願いした。私と同じで旅をやめられない人で、とてもよく気が合った。私のこてこてジャパニーズイングリッシュを即座に理解してくれるのでたいへんな英語上級者である。
隣の部屋の女性ドミトリーには中国人の女性がいて、この子もとても陽気でフレンドリーな子だ。私と歳は少ししか違わないと思う。昨夜お部屋にお邪魔したときに「あなた男女混合ドミトリーにいるの!?こっちのお部屋おいでよ!!あの部屋変なおじさんいるじゃん!!笑」と言って笑わせてくれた。今朝もテラスでおしゃべりした。日本の教育はすごいと言うので、仕事は先生なの?と聞くと1年だけやってたことがあるそうだ。コロナウイルスが怖くてネパールに逃げてきたんだって。
マスクを中国政府に流してる子がいるから手伝ってくるわ!と言って出かけていった。
すごくやさしい子。
この宿での滞在を迷わずもう2泊延長した。
朝9:00に起きてまずは朝ごはん
この道端で「チャーください!」って言ったらこっちでまっててと別の奥まった場所に通される
静かで落ち着くしお店の人がフレンドリー。今中国大丈夫なの?と心配してくれた。
お料理もおいしかったのでまた来る。
お腹も膨らんだところで、湖に浮かぶヒンドゥー寺院へ。
ボートに乗って行く。
同じボートで一緒になった現地の人達がとっってもやさしくて、お線香を分けてくれて、こうやってこうやるのよとお祈りの仕方を教えてくれた。
まずネパール人はこのお祈りセットを持っていく。
お祈りの順序
①線香に火をつけてお祈りして
②お寺の周りを、ベルを鳴らしながら一周する
③中にはいって赤いお粉と黄色いお粉を御神体にふりかけ、お祈りし、それを自分の額にもつける
④お寺の人にティーカをつけてもらう
というかんじ。
そしてなぜかココナッツを割る。
なぜ割る??と謎だったのだけどあとで聞いたら、ココナッツはシヴァ神とヴィシュヌ神の好物だから割って捧げるんだって。お祝いごとのときや商売をはじめるときにも割るらしい。へえボタン20連打。
同じボートの人達が本当に本当にやさしくて、私にいっぱいものを分けてくれた
左から
女の子がくれたチョーカラというお菓子、その女の子のお母さんらしき人がくれた割ったココナッツ、また別のひとがくれたお祈りのときにつかうオレンジの花、
あと首に紐も巻いてくれた
あまりの善意に泣きそうになってしまった。
そのあとちょっとホテルで寝て夕方再び街歩き。
素敵なカフェをみつける。
ここで出会ったネパール人と日本人の3人組に、今日誕生日なんですよ〜と話したらなんとケーキをご馳走してくれた。
切り分けるまいまい
お会計もちゃっかり全部もってもらった、申し訳ない…
夜はカルドがお祝いをしてくれるというのでバーに行く
まず一軒目
何かの手違いで瓶ビール2本がきてしまいそれを2人で空けることになる。
1瓶で既に私は寝そうになるがカルドは全然平気そう。
中国と日本のどちらを選べばいいかわからないと話したら、「単に君の役に立つ方を選べばいいんだよ。ぼくだってイタリアとウルグアイ、イタリアのパスポートのほうが有益だからそっちを選んだんだ、イタリアには一度も行ったことないしイタリア語も喋れないのにね。」と答えが返ってきた。
🐻「そんなふうに割り切れる人間じゃないのよ私は。選ばなきゃいけないの?」
🧔「さあね、君次第だけど。パスポートがある限り、選ぶことになるよ」
🐻「うわーーん悩ましい」
🧔「ぼくには、きみはもう既に選んでるように見えるけどね、もがいてるんだね(爆笑)」
カルド様は鋭い
二軒目
ライブミュージックが賑やか。ここでウイスキーを一杯飲んだら意識が朦朧とし記憶も途切れ途切れに。カルドが「踊ろうよ〜」と誘ってくるのを脇目に「きみひとりでいってきたまへ」と無心でポテトを貪り食っていたのは覚えてる。
帰りはカルド様がきちんと宿まで連れていってくれた。「きみを信じてるからな」と念を押しながら手を引かれて行ったが、彼がいなかったら普通に道端で倒れてたな。
カルドは明日ポカラを発つ。
︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
branch 300
life jacket 10
praying 50
boat 100
laundry 200
dinner たぶん1500くらい
in total 47,214円
Pokhara, Day 1/カトマンズとポカラのギャップ
︎︎https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200203/k10012271041000.html
︎︎︎︎︎︎☑︎laundry
︎︎︎︎︎︎☑︎check into a hostel
今日はポカラへバス移動。
朝早く6:00に宿を出る。
同室の中国人女性はクールな人だった。1泊2ドルの格安ゲストハウスの割にあたたかいシャワーがちゃんと出るし、WiFiも問題なく、よかった。
ポカラ行きのバス。前のフランス人カップルずっと2人でラブラブキスしてた。
カトマンズ~ポカラ間、なめてた。200kmの道程に半日もかかるわけないでしょ〜と思っていたが、この国に高速道路などないことをうっかり失念していた。しかも道は舗装されていない。がたごとがたごと揺れてペットボトルの水を飲もうとしても吹きこぼれる始末。
途中休憩場所で川を臨みながらのおひるごはん。これで400ルピーというぼったくり。ネパール人は観光客に容赦ない。
バスで隣の席になったネパール人ロゼル(みたいな発音だったと思う)に、「禅のことについて教えてよ!」と言われ言葉につまった。あれ、禅って、よく考えたら何…??説明できない。日本人失格。ごめんよくわからないや、リラクゼーションとしてはヨガみたいなもんかねえと答えたら「ヨガとは違うよ!笑」って返された。私より詳しいんじゃん😭
ロゼルは途中のバス停で降りていったのでeメールアドレスを教えてもらってお別れ。カトマンズに戻ってきたら連絡して!また会おうよ!と言ってくれた。また会えるといいなあ。
ポカラまで残り3分の1の道程というところで、左側にいた中国人3人組に中国語で声をかけられる。実はこの3人、バスが休憩場所にとまって降りるたび自分がどのバスに乗っていたのか毎回迷子になっていた私を、これだよ と目で合図して教えてくれていたのだった。やさしい。そして私はあほ。
3人との会話をきいていたのか、私の後ろの席の男の子が「きみ中国人なの?ぼく中国語勉強してたんだ」とこれまた中国語で話しかけてきた。かくかくしかじかで実は私喋れないねんと再び説明する。彼はフランスからネパールに仕事できているようで、今日は休日だという。でもどうみても仕事するような歳には見えず、聞いてみるとなんと20歳。ついに自分より年下のトラベラーに出会ってしまった…。
20歳で仕事しに海外にくるって、すごいねえ。フランス訛りの英語がセクシーで、大人しい雰囲気だけど話してみるとおちゃめな子で、何より控えめな変人オーラがでていた。
15時前、ポカラ着
バスターミナルについたら、あらゆる客引きを巻いてまずは茶をしばく。ターミナル内にあるちょっとしたお店には、観光客を相手に仕事してる現地民が休憩がてら集まってるからいちばん情報収集がしやすい。
そこでネパール人にいろいろ聞いていると、さきほどのフランス人の男の子がひとりで歩いていくのがみえた。
なぜだか放っておけなくなる人ってたまにいると思うんだけど、私にとって彼はまさにそれだった。(だ、だいじょうぶかなあ)とちょっと心配になる奔放さをもっているというか。だから追いかけていってついていこうかと思ったけど、自分がそれされたらちょっとやだな、とセーブ。
でもあとで思い返して後悔した。ついていくべきだった。彼とはもう一生会えないのだ。私の記憶の中にいるだけ。
旅は一期一会っていうけど、直感的に あ、これは一期一会で終わらせたくないな、と思う出会いがあったらそれには迷わず踏み込むべきなんだな。
バスターミナルから予約していたホテルまで徒歩で移動
。ポカラのまちなみ、観光地化してはいるものの、とってもピースフル。カトマンズのごみごみと空気汚染を経験した後では、余計過ごしやすいまちに感じられる。
そして予約していたホテルmountain blue tourist hostelが最高すぎる。5階まである立派な高い建物で、お部屋も水回りもきれい。
宿の屋上。宿泊客であろう女の子が書き物をしていた。最高。最高である。
ポカラはカトマンズよりあたたかいので、大好きなビーチサンダルでのまち歩きができる。うれしい。
よるごはん
トゥクパという、チベット由来のカジャとゆで卵。卵食べてる時無意識に左手使っててはっと気づいた時には食べ終わってた。気をつけなきゃ。
旅、いよいよハマってきた。明日には北の方に山々が見れるといいな。今日は曇っていたから。晴れますように。
︎︎︎︎︎︎︎︎【today's spending】
branch 400
tea 40
dinner 135
in total 45,133円
Kathmandu, Day 4/インドは遠くになりにけり
︎︎︎︎︎︎︎︎□apply Indian visa
︎︎︎︎︎︎☑︎Swoyambhu temple
︎︎︎︎︎︎☑︎buy a ticket to Pokhara
昨夜調子が悪くなって(いつものか…)と半ば冷静になりながらトイレで吐いた。もはや通過儀礼である。
変なものを食べたとしても体が受け付けずに自然と拒否反応を起こしてくれるので、吐くとかなり楽になる。
さて、朝は遅めに起きて再びインドビザセンターへ。
受付でお姉さんに状況を説明する。
🐻「…っていうことなんですけどどうしたらいいですか」
🧕「知りません。ここは申込用紙を受け付けるだけの場所です。毎日サイトチェックして、入力できるようになったらもってきてください。それだけです。」
🐻「え…(唖然)な、何か情報ありませんか?」
🧕「ありません」
🐻「じ、じゃあ大使館に行けば何か教えてもらえ…」
🧕「もらえません。政府がやってることなのでわかりません。」
撃沈。諦めきれず近くのビザ代行サービス店にいく。
🐻「すみません中国人のインドビザ取得についてなにか情報ありませんか」
🧔 「No visa Chinese」
🐻「…そのパソコンで調べてくれません?」
🧔「No」
目も合わせてくれなかった…
⚠ここからひたすらインドの愚痴になります⚠
コロナウイルス対策としてアメリカ等の“過去○○週間で中国を訪れたことのある外国人”を入国拒否するのは多いに理にかなってるが、インドの「中国パスポート保持者は有無を言わさず入国拒否」これはちょっと強行すぎないか。中国に一度も行ったことのない中国籍の人間が世界にどれだけいると思ってるんだ、中国のパスポートをもっている人を全員押しのけるというのはあまりにも横暴なやり方すぎる。そして情報が行き届いてなさすぎる大使館のホームページに載せるなり何かしら宣言してくれ。
↑以上のような内容をインド大使館にメールで送った
同時にスリランカの大使館にもメールを送った。現在も中国パスポート保持者のアライバルビザ発給には制限がかけられていないか、日本在住の中国パスポート保持者も入国制限の対象になりうるかについて確認のため。
一連のできごとにしばらく沈んでたけど、ごはん食べて元気だした。
カナ。おいしかったなあ。200円
ポカラ行きのバスチケットもツアーオフィスでとって準備万端。
オフィスの人に「中国人には見えないね、日本人か韓国人だと思ったよ」と言われ「でっしょ〜〜〜みんなそう言うのよ」と得意になる。
気を取り直して、午後はスワヤンプナート寺院へ。
長ーーい階段。
登っていると、2歳かそこらの小さい可愛い子が「まねまね、ぎぶぎぶ、まねまね」と言って手を差し出しながらついてくる。ちっこい足で懸命に、私の歩く速度に追いつこうとよちよち歩くので本当にすごいなと思った。
小さい子にまず初めに教える言葉が「give me money」であるような家庭が、世界には多くありすぎるよな。
なお観光地では絶対にこのような物乞いにお金はあげません 見せかけの貧しさというのも世界には多く存在するから
登頂。カトマンズを一望。
ネパールの子供たちって、大っきい帽子の下に小さい顔を覗かせてお父さんお母さんに抱っこされている子が多くてとっってもかわいい。帽子:顔=2:1という黄金比。
夜町をぶらつく前に茶しばきタイム
よるごはん。もも。
これをたべてるときにちょうどお店の前を、今朝インドビザセンターで一緒にいた金髪美少年が通っていったのでこれは運命だ!!と思って急いでストーカーした。向かいのごはんやさんに入っていってた。よっぽど私も行って「i like your outfits」と声をかけようかと思ったが押し留まった。
もう、とにかく、すごいセンスなの。身なりが。惚れ惚れするの。ベージュの長いマフラーを巻いて、同色のジャケット、ぼろっぼろのベージュの巾着バックがきれいなブロンドによく合ってる。それで颯爽と一人で歩いてるのがもう。すごかった。ベージュ版スナフキンってかんじだった。
そしてタメル名物(?)交通渋滞に遭遇する
タメルの狭い街区にタクシーが1台でも入り込むともう大パニック。歩行者とバイクがつまりに詰まって身動きがとれなくなる。なんで車通行禁止にしないのか不思議だ。いったいこの渋滞がどう収束するのか見守っていると、路肩のお店の主人がどうにかこうにかみんなを誘導してタクシーを通そうと主導していた。あまりに鮮やかでそれにも惚れ惚れした。ネパール人、協力的。
夜のアサン・チョーク。もうここが大好き。中心の広場にお寺があって、人々がひっきりなしにお祈りをしていく。がっつり祈るひともいればさらっと終わらせる人も。日常の中に祈りがあるってすごく素敵だ。
焚き火にあたって人々の流れをぼーっとみていたら、そばに居たネパール人男性がネパール語で熱心に神様のことを教えてくれた。全然わからなかったけど、ジェスチャーでなんとなく、「この世界を見守ってくれてるんやで!!」みたいなこと言ってるのかなって推測した。祈り方についても身振り手振りで教えてくれた。炎がけっこう重要みたい。
すると一緒に焚き火にあたっていたほかのネパール人男性が喋りかけてきて、何喋ってるかよくわからんままフィーリングで会話してたらいつの間にか「あんた金もってんだろ ちょうだいよ 50ルピーでいいんだ」的なことを言って近づいてきたので訝しんでみると、ほのかに彼からアルコールの匂いが。ものすごく怖くなって逃げてきた。途中まで後をついてきたけど、アサンチョークを過ぎるといなくなってた。はらはら。
インドは遠くになりにけり。日本のことも中国のことも嫌いだ、でも日本も中国も好きだったりする、だからむかつく、自分に苛つくしひいては世界に腹が立つ。でもとりあえず今はインドが一番むかつく。くそう。
ちなみに現在私の中で、今後の旅程として考えているのは2つ
①スリランカに飛行機でとび、→ドバイ→ジョージア→トルコと予定通り進む(なお現在の状況でビザがおりる確証はなし)
②潔く日本に帰り、夏になってウイルス流行もおちついたらトルコ→ジョージア→ドバイ→スリランカ→インドと今回と逆ルートでリベンジする(なぜならトルコの電子ビザ有効期限が2020.9.20までだから)
です。全ては自分の気分次第。
【today's spending】
branch 120
a bottl of water 25+20
admission fee 200
bus ticket 800
tea 50
dinner 90
room charge 250
in total 44,579円
Kathmandu, Day 3/中国パスポートの宿命
□︎︎apply Indian visa
︎︎︎︎︎︎☑︎laundry
︎︎︎︎︎︎☑︎ason choke
︎︎︎︎︎︎☑︎ダルバール広場
8:00 ホテル出発。
今日はビザセンターでインドビザを申請するという最重要ミッションがある。
ビザ申請用紙は日本で既に入力を済ませプリントアウトしていたため、ビザセンター近くのお店で顔写真とパスポートのコピーをとってもらう。
9:30openなところを思っていたよりも早くついてしまい、30分門の前で待ちぼうけ。
そしていざ受付してもらうと…
🧕「なんで日本でビザとらなかったの?」
🐻「(えっ…旅に障害をつくるの楽しいからとか言えない)インド大使館、遠かったので…」
🧕「遠かったから?それだけ?」
🐻「(えっ…)あ、あと忙しかったので、学生なので」
🧕「父親の勤め先が日本の住所になってるけど中国人なのよね?なんで?」
🐻「(ええ〜…)父親が2人居てですね…かくかくしかじか」
🧕「それ言ってること本当なの?いつから日本にいるの?あなた日本語できるの?中国行ったことあるの?」
私、胡散臭い雰囲気出てたのだろうか。質問攻め。私のカタコト英語がさらに彼女の不信感に拍車をかけ、申請用紙にことごとくペケをつけられる。
🧕「やり直し。そもそも中国人は1ヶ月のビザしか出ません。あとインドを出る航空券も提出してください」
とのことだった。
めっちゃ焦った。
インドビザ、今までとってきたビザの中でいちばん厳しい。
急いで宿に戻ってWiFiをつなぎ、もう一度いちからインドビザ申請用紙をオンライン入力しようとしたが…
謎のポップアップが出現。申請できなくなってる。e-visaも同じ。日本で入力したときはこんなのでなかったのに。
まさか… と思いもう一度、インドビザセンターへ向かう。朝もお世話になったお店が申請代行もしているのでそこで頼んでみると、案の定、
🧔「中国のパスポート、申請できなくなってるね。多分コロナウイルスのせいだね。」
や、やっぱり!!!!!!!
e-visaも申請用紙も入力できないとなると、インド入国の道は完全に絶たれた。と、思っていたら、お店のお兄さんが「明日またきてよ。直接ビザセンターで交渉してみよう」と言ってくれた。そう言ってくれるなら、明日も来ないと悪いじゃないか。
ということで、私の中ではインドビザをとれる可能性は5%あるかないかだとふんでいるのだが、明日もチャレンジしてみようかな。チャレンジして成功したところでいまのこの状況で航空券を買うのはリスクが高すぎるので、また「帰りの航空券も提出してください」と言われるだろう。受理日は明後日に持ち越されるはず。予定していたインド入国日がどんどん遅れていく…。いや、入国すらできない予感もかなりある…。
ただできることは諦めずにやってみよう。
幸いなことに私には選択肢がまだいくつか残されてる。カトマンズから直接スリランカに飛ぶもよし、なんならインドの代わりに東南アジアに手を伸ばしてラオス・ミャンマーを攻めても良い。この3カ国は中国パスポートでも空港でアライバルビザがとれるから。(今のところは…)
おひるごはんはダルバート
ダルバートとは、恐ろしい量のお米を残さず食べるゲームである。
お店に入って「カナ!(=めし!)」と言うだけででてくるダルバート。カナ!は魔法の合言葉。旅先のごはんやさんでは、メニューもなくお店の人も英語で説明ができず、こちらも何があるのか何が食べたいのかわからなくて途方にくれるという、お互いに気まずいシーンが多々ある。
それをぶち壊してくれるのがこの「カナ!」である。カナはどこにでもあるからお店の人も疑問なくお料理を出せるのである。
🇳🇵ネパール料理のいろは🇳🇵
🍴カナ(めし=ダルバート)⇔カジャ(軽食=ダルバート以外)
🍴カジャ
モモ
チャウミン(やきそば)
スプリングロール
パニプリ
トゥクパ (ちゃんぽんみたいな)
チャタモリ (米粉薄焼き)
セクア (肉の串焼き)
ダヒ (ヨーグルト)
みーと ちゃ (おいしいです)
タメル地区のアサンチョーク。すごかった。沢木耕太郎がみたネイザンロードは2020年の今ここにあったのか、と思った。
ぶつかる肩と肩、行き交う大きな黒い瞳、バイクのエンジン音、クラクション、自転車はリンリンリンと高いベルを鳴らし、カラスも一緒に大合唱。ほとんど崩れかかった建物を、煙草の煙、線香の煙、ほこりまみれの空気がかすめる。犬、人、食物、神、とにかくごちゃごちゃしてる。こんなごちゃごちゃは見たことがない。
この圧倒的ごちゃごちゃの要因のひとつに、街区の狭さがあるだろう。狭いのにいろいろありすぎ。詰め込みすぎ。ぎゅっとしすぎ。
「喧騒」の何たるかをはじめて知った。すごく気に入った。
ラッシー売りのお兄ちゃんたち
売るの上手。賑やかにおいでおいでーして客を入れ込んでいる。
夕暮れ
よるごはん チャウミン
というか、インドビザ、なんで親のことまでつっこまれなきゃいけないの。赤ちゃんならまだしも成人済みの人間に。両親健在な人間がこの世界に占める割合を想像してみてくれよ。複雑な出生の人間が生まれながらにしてもつ利点とハンディキャップを、もうずっと痛感してる。親のこともだけど日本語できんのかいなって疑われたときがいちばんカッときた。やはり自分の自尊心の大部分を形作っているのは日本だと思った。それを踏みにじられたようで腹立たしい。自分の存在そのものを疑われて生きているような気がする。どこにもいない自分、国の外に出るとそういう感覚に頻繁に苛まれる。くう、ここにきて一気にフラストレーションが…
待ち焦がれた障害ではあるが、インドは諦めたくなかった…
【today's spending】
Indian visa form 270
branch 130
admission fee 400
lassy 45
orange 50
laundry 125
dinner 130
total 43,096円
Kathmandu, Day 2/パシュパティナートで悟る死生観の違い
︎︎︎︎︎︎☑︎buy a shampoo
︎︎︎︎︎︎☑︎pasupatinath temple
︎︎︎︎︎︎☑︎exchange money
やはり1泊4ドル近く出さないと水周りの衛生環境は一定水準超えてこないのだろうか…
9:00にホテルを出て市内散策。
気づいたことその①
カトマンズ、犬が多い。犬をうっかり踏まないように下に注意しつつ歩く。
気づいたことその②
街ゆく人々のthe north face 着用率が異様に高い。ネパール人男性はほぼこれを着てるといってよい。国をあげてノースフェイスの広告してるのかというレベル。
タメル地区の3大要素
narrow streets
tall buildings
air pollution
あさごはん兼おひるごはん。モモ。
今日はパシュパティナートというヒンドゥー寺院を目指して歩く。
かわいい歩道橋
カトマンズは上がり下がりの多いまちだ。尾道を大きく汚くしたかんじ。ちょっと小高いところへ上がれば、居住の並々がおもしろく見える。
紅茶をのんだり
なんだか懐かしい風景に出会ったり
パシュパティナートへ向かう三叉路。清水寺への五条坂となんだか似てる。あそこにもこんな分岐点あったよね。
ハトロード。
道の途中でおばあちゃんに額に赤い謎のものをつけてもらう。何やら呪文をとなえ、オレンジの花びらを私の頭上にぱらぱらかける。頭を花びらだらけにしながら(えっ このおでこのやつ洗えばとれるのかな…)と不安になってお水でぬぐったら普通にとれた。せっかくつけてもらったのにとっちゃった、おばあちゃんごめん。
さてパシュパティナート入場。
入ってすぐ変な男に「火葬場に入るなら10ドルのチケットよ!!」と声をかけられ、まったく情報を調べずに行ったので確信がもてず、周りの人に「ほんとに入場料かかるんですか?」と聞くと皆頷く。ほ、ほんとか〜?疑い深いのでとりあえずスルーして先に進む。
寺院。
ここの前で白い液体を皆にくばってるおじちゃんがいて、不思議そうに見ていたら近くのネパール人が「ヒンドゥーのお寺に入る前にはこうやってこうやるんよ」とやり方を教えてくれた。手のひらにもらって口につける。おもしろい〜
しかしそのままお寺に入ろうとすると「まてまてまて!ヒンドゥー教の人しか入れないよ!」と言われ、見ると確かにそのような看板が出ている。その人とはあえなくそこでお別れした。
そうなるとここで見られるのは火葬場のみだ。生身のご遺体を火葬する様子を間近で見られる場所。10ドルかあ… しかもちょっと怖いなあ… と入場口前で二の足を踏んでいると、若いネパール人男性に声をかけられる。
🧔「入らないの?」
🐻「ちょっと怖いの(あと高い)」
🧔「どうして?燃えてる火が見えるだけだから大丈夫だよ。怖いものにはトライしないと。そのために旅してるんでしょ。ネパールの文化では、遺体が焼かれるのを見るのは普通のことなんだよ。」
🐻「(くう…いいこと言いやがる)けど自信ないな、泣いちゃうかもしれない。入るなら一人で行きたい。」
ガナシュという名前の人で、ガイドをしているらしい。まあこれも勧誘である。しかしほかの客引きと違って、「よっしゃアジア人女だ!!最高のカモ発見!押せ押せ押せ押せ!」ってかんじじゃなくて「ぼくたちもう友達じゃん?☺」とかいうねっとりしたアプローチでなかなかやり手であった。
ガナシュとの会話で心が揺れて結局、火葬場拝観。お写真はありません。撮る気がしなかった。
火葬場内で話しかけてきたネパール人男性との会話で、なんとなくみえてきたこと
It's important for people to follow the process in Nepal.
in Japan, we put body into a casket when people die, and after burning, suddenly the body changes bones. That's all we can see. There is no process.
「今この光景をみてどう感じる?」という彼からの質問にその時咄嗟に答えられなかったので、今ならこう答えたいな。
そしてまた額に赤いのをつけてもらう。
とれた
あとで調べたらこの赤いの、ティーカというらしい。老若男女問わずお寺でお祈りするときはつけてもらうんだって。へえボタン10連打。
あと歩いてて思ったのが
建物傾いてない?
よるごはん
近くの屋台で簡単に済ませた。羊肉と謎の辛いおいしいやつ。食べやすくておいしかった。
【today's spending】
branch 150
shampoo 225
a buttl of water 20
a cup of tea 20
ティーカ 1回目 10
ティーカ 2回目 20
admission fee 1000
wet tissue 75
dinner 60+30
¥10,000→10,280ルピー
service charge 230円
total 41,999円
Kathmandu, Day 1/easy stuff makes me disappointed
☑︎buy a voltage converter □shampoo ︎︎︎︎︎︎☑︎get a Nepal visa on arrival ︎︎︎︎︎︎☑︎exchange money ︎︎︎︎︎︎☑︎check in to a hostel
関西国際空港行きのバスの中で大阪湾上空を颯爽と飛ぶ白い飛行機が見えて、戦時中空軍が少年みんなの憧れだった理由がよくわかった 空を飛ぶのって真っ青できれいなんだろうなあ
バスの中で食べたあさごはん
それにしても私の記憶の中の関空とだいぶ違う。こんなに立派だったっけ。去年利用したターミナル2はもっとずっと小さかったんだよな。
フライト出発時間を2時間ほど早く勘違いしていたためTSUTAYAで地球の歩き方を立ち読みし時間つぶし。
そして今後約3ヶ月お目にかかれないであろう日本のきれいなトイレを思う存分堪能しておく。もうトイレは日本の美。この国最上の美。
装備。 去年はガイドブックのせいで重かったリュックも、今回は書籍を一切排除したことで6kgまで軽量化成功。
視力が落ちたのか眼鏡が見えづらい。こういう小さいストレスが意外と侮れない。コンタクトも2ヶ月分しかもってきてないので、近々対策を講じないと。
フライトは約8時間。 ネパール航空は最高。 映画も見放題で機内食も2食つき。 格安エコノミーでこんな厚遇受けるの初めててびっくり。レオ様を鑑賞し至福タイム。
隣の席だったネパール人男性に「ネパールはじめて?どこの町にいくの?」ときかれたので「カトマンズとポカラとパタンとバクタプルとパナウティとできたらナムチェバザールも」と答えたら「ナムチェ?ナムチェはだめよ…女の子ひとり…あぶない…」と眉をひそめられた。正直ナムチェは行こうか迷ってた町だったので彼の反応を見るにやめておこうと決めた。
「空港からホテルまでどうやっていくの?タクシーの運転手も危ないよ?私ホテルまで送って行こうか」と心配してくれたのだがそれもそれで怖いので断った。空港内でアライバルビザも取らないといけないし。でも優しいなあ。
19:00カトマンズトリブヴァン空港着
ネパール~日本 3時間15分の時差
アライバルビザ、機械のところまでちゃちゃっと行ったらスタッフさんが全部やってくれたし、イミグレーションも中国籍の人だけ長蛇の列に何故か並ばなくてよかったしビザ料金かからずにすいっと通してくれた。えっ あっけなくないか?1時間はかかるかと覚悟してたのに。
空港からホテルのあるタメル地区までタクシーで移動。タクシーを探している最中も粘り強いお兄ちゃんがツーリストオフィスの勧誘を永遠してくる。だからトレッキングはしないんだってば〜
タクシーは相場通り、500ルピーでタメルまで。 100ルピー=100円 と思っていい。 ホテルの近くで降ろしてもらって夜のタメル地区を歩く。
今日から3泊する宿。あまりにも過疎ってる。ホテルの人いわく隣のベッドにも一人旅の中国人の女の子がいるらしいが、それ以外宿泊客の気配がない。だ、大丈夫か…?宿選びは旅の根幹なのだが、まさかスタートからしくじったか私。カトマンズ滞在、先行き不安。
そしてネパール人、優しいかと思ったらそうでもない。むしろちょっと冷たい印象。お節介焼かないところが日本っぽいかも。
あまりにもあっけなくことが進んでしまった1日目だった。拍子抜けだ。もう何もかもどうでもいいから私をこらしめてくれ世界。この旅に望むのはそれだけだ。
【today's spending】 plane ticket 38870円 taxi 500ルピー room charge for 3 night 750ルピー money exchange 4000円→4020ルピー service charge 180円
total 40,238円