I hate farewell
Today's to do
☑check out the hostel
4時に目が覚めて、いやちがう、寝付けないまま4時をむかえて、ふとひらめいた
アンコールワットまで朝日見に行こう
なんだかんだで3日券を使い切ってないし、アンコールトムも見れてないし、シェムリアップ最終日だし、眠れないし、もうそれしかないね。よし行っちゃおう。
深夜テンションでわくわくしながら宿を出て、すぐ近くに止まっていたトゥクトゥクのおじさんと値段交渉。
朝の道はアンコールワットでサンライズを見ようとする観光客でいっぱい。
まだ暗い中、トゥクトゥクに乗ってびゅんびゅん風をきって、向かう先がアンコールワットだということ、迎えるものが太陽だということが本当に特別に感じられた。
星がとってもきれいだった。
とにかく深夜テンションなので、誰にでも話しかける。
足元を照らしてくれた人に「ありがとう!どこからきたの?」
食堂の客引きに 「いくらなの?ええ〜高いね」
近くにいたガイドに 「あの星の名前何ていうの?」
ガイドさんを困らせたかったんだけど、隣にいた紳士が「あれはきっとほにゃほにゃっていう惑星だよ」と教えてくれた。ほにゃほにゃの部分が聞き取れなかった。1番重要なとこっ
このガイドさんが、タプロームっていうお寺が素敵だよとすすめてくれたのでそこにいくことに。
と、その前にまずアンコール・トムを攻める。
アンコールワットからアンコール・トムまでがどのくらいか係員に聞くと、距離にして約3キロだという。
🐻「3キロ?余裕」
👮「えっ歩いていくの?正気?」
🐻「えっうん、だって3キロでしょ?」
あちゃーみたいな顔された。どうやらここまでの旅で距離感覚が狂っているらしい。
アンコール・トムまでの一本道を、銀杏BOYZメドレーを口ずさみながらひた歩く。
もしもきみが死ぬのならぼくも死ぬ〜♪ のところをすぎたあたりからアドレナリンが途切れ、だんだんと目が覚めてくる。
あれ...何やってんだ私...?
バイヨン到着
ここを見学し終わったときには完全にノルアドレナリン優勢にかわり、強い眠気に襲われる。
係員のお兄さんが優しい人で、「なんやお前歩いてきたんか。もしトゥクトゥクが必要なら俺に声かけろや、安いの手配してやるから」
と声をかけてくれた。
そこらへんのトゥクトゥクドライバーにきいても、「バイヨンからタプロームまでは7キロもあるんや!!(実際はたったの3キロ)」とか「タプロームまで行くなら3$はするわ!」とか散々ふっかけられたので、
🐻「ばかたれタプロームまでは3キロじゃこっちはGoogleマップもってんやぞ、1$が相場やろ!!」
とこちらも奮闘。
しかし向こうもなかなか譲らず、仕方がなくバイヨンの係員のお兄さんを頼ることに。
🐻「やっぱりモーターバイクお願いします...」
👮「はっは 今スグ手配してやるよ」
🐻(神...)
👮「ほらドライバーきたで」
🐻「それでタプロームまでいくらですか?」
👮「そうだなあ 5ドルでどうや」
唖然。こ、こいつら、グルだ...!!!
🐻「okay... I should't have trusted you」
その後いくらならいいんだとしつこく聞いてきてうんざり。タプロームまで歩くと返していると、しばらくして若いドライバーが「1ドルでどう?」と声をかけてくれた。
へとへとだったので「I like you I love you 😭」と感謝を述べながら乗せてもらうことに。
タプローム
ここで隠れんぼしたらきっととっても楽しいだろうな と想像しながら遺跡見学。
アンコールワットよりよかった。ダンジョンみたいで雰囲気たっぷり。
見学が終わったのは10時頃。
帰りも同じドライバーに街までおくっていってもらう。最初は街まで10ドルかなとかふざけたことを言っていたが(もうそういうものなんだな)、私は5ドルまでしか出せないよと伝えたら最終的には了承してくれた。優しい。
ホテルにトゥクトゥクが迎えに来てくれる時間まで、カフェでコーヒーを飲んで休憩。
そういえば昨日から口にしたものといえば屋台のワッフルとコーヒーだけ... そりゃ自律神経系もバグるよなあ。
なんとなくずっともやもやしてるのは、昨夜のことがあるからだろう。
食欲がないのは相変わらず夏バテ。
おひるごはん
14時、私が宿に戻るまでサガがロビーの1番前で待っててくれていた。
私はとにかくこういう別れの雰囲気が苦手なので、さらっとハグをし、いくつか言葉を交わしてすぐ空港に向かった。
今日一日彼と過ごさなくて悲しい思いをさせたかもしれない。
そして寂しいことにマイクルはいなかった。
私が人に心から惹かれるのは実は稀で、彼はその稀中の稀の稀の稀だった。
彼が話す時のしぐさ、口の綻び、視線の泳ぎ、きらきらした目、ピリオドでにこっとしてこちらを見つめながら小さくうなずくこと、ずっと記憶しておきたい。
本日発見したこと
自分の英語の話し方が、無意識にサガとマイクルのものと似てきている。繋げた文の形や抑揚はサガみたいだし、アイコンタクトや言葉の溜め・ジェスチャーはマイクルのスタイルが染み付いた。話すときは、2人が英語を喋っている景色が脳裏で再生される。ミックスだ。
この発見は私にとってとても嬉しかった。忘れないように、もっと人と会話しておきたい。
だいじにだいじにしたいな。
コーヒーやビールとおなじで、苦い思い出もいつかおいしく感じるようになると思う。
人との距離のつめ方、離し方をよく学んだ。ついたりはなれたり、タイミングを見ることがとにかく重要なんだ。ほんの少し間違えると致命傷につながる。
1ヶ月前には考えられなかったことだが今私はこう思ってる、早く次の国で誰かと出会いたい、次こそは上手くやってやる。
そして事件は起きたのである
【シェムリアップ空港にて】
タイスマイル航空のチェックインカウンターにて、予約がとれてないことが無事確認される。
それならいますぐチケットを買いたいと申し入れると、うちではチケットの販売はしていないからバンコクエアウェイという航空会社に行ってくれとのこと。
言われた通り不安に駆られながら長蛇の列を並び、担当の女性のところへ回される。
バンコクまでの航空券を買いたいんだと伝えると、👮♀️「あなた国籍は?」🐻「チャイナ...」👮♀️「あー...」
まさかここでもか...?
女性によると、中国籍の人にチケットを売るためには ○帰りの航空券 ○現金600ドル を提示してもらう必要があるという。
🐻「現金日本円ならあるけど」
👮♀️「いくらくらい?」
🐻「10万円やから、かるく600ドルは超えてると思うで」
👮♀️「見せてもらってもいいかしら?」
🐻「えっ ここでですか (周りに人いっぱいいた)」
👮♀️「ええごめんなさいね」
これみよがしに色鉛筆のケースの下に隠していた現金を見せたら笑ってくれた
どうにかチケットを買うための条件はクリアしたようで、クレジットカードで支払う段になって
👮♀️「カードの名前 KATO MAI とパスポートの名前 QI YIYIが違うんだけど...」
🐻「アアー かとうは私の日本名で、イーイーは私の中国名なんよ」
👮♀️「なにかそれを証明するものもってるかしら?」
🐻「んーIDカードと...あっ学生証もあるで 漢字やけど ごめんなさい本当に複雑なんよ」
事態がどんどんややこしくなってきてお姉さんも一緒に苦笑い。妙な連帯感が生まれてくる。
👮♀️「もうーなんであなた日本のパスポート発行しないのよ?そのほうがずっと簡単なのに!」
とってもいい人でいろいろと迅速に対応してくれて、チケットをとることができた。...が
チケット 326$。3万五千円
これが3万の航空券か...泣
日本人はええな、ビザもなく1000円のバスでシェムリアップ~バンコクを悠々と越えられて...
3万の痛手に泣きながら無駄に広いシートで機内食まで。うう。複雑。
アライバルビザも、適当にやって長い列を辛抱強く待てばちゃっちゃらちゃーでとれました。
VISAをとる時に仲良くなったドバイ出身の人達、明日おれらのホテルに来なよと誘ってもらったが どこなのか聞くとパッタヤーだという。それもうバンコクじゃないじゃん!!南の方の街じゃん!
メッセージ送るかんな!と言ってもらったがどうなることやら、とにかくそんなかんじでぐだぐだとタイ入国っ
自分のパスポートに各国のスタンプが押されていくの、快感。
この旅最後の国だ〜〜〜
【Today's spending】
トゥクトゥク5$+1$+6$
ココナツジュース1.5$
コーヒー2.3$
スタバ4.1$
航空券326$👼